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るーが行く!【フランスの村を味わいたくなる~の巻】 かもめの本棚 広報宣伝担当
カモメのるー
本屋B&Bで「一度は訪れたい村」刊行記念イベント開催㊤
 こんにちは! 「かもめの本棚」広報宣伝担当カモメのるーです。今回は、2月20日に下北沢・本屋がB&Bで開催された『フランスの一度は訪れたい村』刊行記念イベント第2弾をレポート。フランス大好きの皆さんと一緒に村とワインの魅力を堪能した、至福のひとときをご紹介します!

 この日のテーマは「村とワインのおいしい関係」です。著者の坂井彰代さんが『フランスの一度は訪れたい村』の中からワインの生産地として知られる村をピックアップし、現地の写真とともに観光スポットやグルメなどの旅情報を紹介。特別ゲストにフランスやイタリアの小さな村で造られたワインを専門に扱うオンラインショップ『moulla』(ムーラ)のソムリエ・堀澤和弘さんを迎え、日本ではなかなか目にする機会が少ない、小さな村のワインについて教えてもらう趣向です。
 当日は、坂井さんが本の中で紹介している村や地方ゆかりのワイン3種類を用意。参加者の皆さんに実際にテイスティングしてもらいながら、味の特徴や合わせたい料理、造り手のこだわりなども聞いちゃう、まさに「村とワインのおいしい関係」を味わうひとときなんだよ。


 会場は60人もの参加者で満席。坂井さんが皆さんにフランス渡航歴を尋ねると、ほぼ半数の人たちが手を挙げてくれました。すごい! フランス通の皆さんを前にしてちょっと緊張気味の、るーが見守る中、いよいよトークが始まりました。

朝市にぎわう村と修道院のワイン


 最初は、南仏プロヴァンスのルールマランから。ここは『異邦人』や『ペスト』で知られる作家アルベール・カミュが住んでいた村なんだって。

坂井彰代さん

堀澤和弘さん


 「イギリス人に人気の別荘地もある洗練された雰囲気のある村です。毎週金曜日に開かれるマルシェは、地元特産のチーズやハムのほか新鮮なフルーツも並んで、見ているだけでも楽しいですよ」と坂井さん。
 堀澤さんが紹介してくれたのは、ルールマランにある修道院で造っている白ワイン「リュベロン・ブラン」。エチケット(ラベル)には、1600年前から変わらない修道院と周囲に広がるブドウ畑が。「この土地でしかつくれないブドウを使っているので、村ならではの味わいになります」。う~ん、おいしそう!

 ちなみに、堀澤さんがソムリエを務める「ムーラ」の店名は、「村」に由来しているのだそう。な~るほど、小さな村の個性豊かなワインの品ぞろえは名前にも表れているというわけなんだね。2人は、「マルシェで買い求めた食材とパン、それに地元のワインがあれば、その時期・その場所ならではのピクニックもできます」と村の楽しみ方を伝授してくれました。

観光客でにぎわう夏のルールマラン
(写真:伊藤智郎)

フレッシュでブドウ本来のハーブ感も楽しめる「リュベロン・ブラン」(シャトー・サン=ピエール・ド・メジャン、写真提供:moulla)


「聖なる丘」と無農薬のビオワイン


 続いては、ブルゴーニュ地方にあるヴェズレーの紹介。ここは『フランスの一度は訪れたい村』の表紙カバーにもなった村です。「中世からの巡礼路である『聖ヤコブの道』の出発点の一つ。サント・マドレーヌ・バジリカ聖堂と周りの丘を含めた一帯がユネスコ世界遺産に認定され、まさに?聖なる丘?という言葉がぴったりです」と坂井さんが話してくれました。
 堀澤さんが紹介してくれたのは、ヴェズレーの村で造られた「キュヴェ・フルールブラン」という白ワイン。「無農薬で造られるビオワインで、シャルドネとは思えないほどしっかりした味わいです」

 さて、ブルゴーニュといえばワインの聖地! 2人の話題は地域のワイン祭りについて。「毎年11月第3週末に?栄光の3日間?と呼ばれるブルゴーニュ最大の祭りが開かれます。コルク抜き大会やワイン樽のオークションなどさまざまな催しも楽しめます」と堀澤さん。「その時期にはツアーも催行されるので探してみてはいかがでしょう」と坂井さんも教えてくれました。

聖堂を中心に聖なる丘が広がるヴェズレー
(写真:伊藤智郎)

独特な香りがあるのでショウガやネギを使った料理にも合う「キュヴェ・フルールブラン」(ドメーヌ・ファヴレル、写真提供:moulla)


 ワインを試飲した会場からは、「2種類の白ワインがそれぞれ全く違いますね!」とか「和食にも合いそう」といった声が聞こえてきました。「ムーラでセレクトしているワインは、繊細なダシの味も引き立てるようなワインが多いので、和食によく合いますよ」と堀澤さん。さすがに皆さん、舌も肥えてます!
 和食もいいけれど、ワインといえばやっぱり……そう思った皆さん。この日はサプライズもありました。それが何か? は次回のお楽しみに。(つづく)

★『フランスの一度は訪れたい村』刊行記念イベント第1弾 @銀座蔦屋書店

「るーが行く! フランスを旅したくなる~」

もぜひ読んでネ!

好評発売中! 「フランスの村」人気シリーズ☆


『フランスの一度は訪れたい村』


著者/坂井彰代
 フランスの多彩な魅力を知るトラベルライターが、心が震える絶景、おいしい村ワイン、絵画の舞台など、フランス各地に点在する個性あふれる12地方30村の見どころを豊富なカラー写真とともに紹介。大人の旅心を誘う「フランス村巡りの案内書」です。

『増補版 フランスの美しい村を歩く』


著者/寺田直子
“旅のプロ”が案内するフランスの通な旅の入門書として好評を得た2016年版から3年半。パリからアクセスがよいフランス北西部の風光明媚な5つの村を新たに取材。歴史や芸術、食の魅力にあふれる、いま訪れるべき全35の村を収録し、内容がさらに充実しました。

『フランスの花の村を訪ねる』


写真・文/木蓮
 フランス在住の人気ブロガーが案内する、色とりどりの花であふれる小さな村。フランスの地方自治体を対象とした「花の町と村コンクール」で、レストランを星の数で評価するように4つ花から1つ花に認定された「美しい花の町と村」を中心に、四季折々のとっておきの景色が見られる30の村を厳選。詩情あふれる写真とともに紹介します。
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【かもめのるー】
[名前] カモメのるー
[所属] かもめの本棚編集部
[年齢] 永遠の3歳
[サイズ]片手に乗るぐらい
湘南生まれの新宿育ち。「かもめの本棚」の広報宣伝担当。「かもめの本棚」の書籍や記事を皆さんにもっと知ってもらいたい! という思いを胸に、西に東へ飛び回っている。「これからも応援よろしくね」(るー)
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